FF14タイラスの制作(先端部分の装飾)
コスプレ用に作っているタイラスが少しずつ形になってきました。かたりぃなです。
今更ですがタイラスって何かの生命体がデザインのベースになっているのでしょうか。フクロウっぽい?
さて、今回はタイラスの杖先端部分の飾りの塗装です。
ほとんどのパーツは切削型3Dプリンタで削りだしたので、人力でやる作業はパーツの組み立てと塗装くらいです。
今回の作業で一番大変なのは塗装の下準備でした。
作り方手順
- blenderでモデリングします
- モデリングしたデータをSTL形式でエクスポートします
- 切削機にSTLデータを流し込んでスタイロフォームを削っていきます
- 削り終わったスタイロフォームのパーツを組み立てます
- 組み立て時に出た誤差を補正するため、表面の段差が目立つ部分をリューターで削ります
- ジェッソで塗装下地処理しつつパーツの隙間を埋めます
- ジェッソの表面の凹凸を無くすために紙やすりで削ります
- ジェッソが乾燥したらグロスメディウムを全体に塗ります
- グロスメディウムが乾燥したらマスキングテープで金装飾以外の部分をマスクします
- 今回の塗装は2段階です。まずガイアノーツのブライトゴールド(品番010)で全体を塗装します
- 次にガイアノーツのパールゴールド(品番132)で輝きを調整します
スタイロフォームの塗装
スタイロフォームを塗装するのは今回が初めてでしたが、ライオンボード塗装で失敗した時の教訓が活かせたと思います。
特に凹凸がなくなるまでしっかりと塗りたくっていくあたり。
スタイロフォームを切削加工すると、装飾の凹凸などの形状が複雑な部分はどうしても表面が毛羽立ってしまいます。
ライオンボードの下地処理に比べて、体感で2倍くらい下地処理の時間をかけた気がします。
マスキングテープでのマスキング
マスキングテープは太さなどが異なる種類がいくつもあります。
広い範囲を覆うときはマスキングペーパー(マスキングテープにマスキングペーパーがくっついたもの)を使い、細かい部分を覆うときは細めのマスキングテープを切って調整しながら張っていくとうまくできました。
細かい作業が続くとどこかで手抜きしたくなりますが、失敗した時のリスクを考えると、しっかりと細部までやっておいたほうがよさそうです。
マスキングして塗装まで終えたときの写真がこちら
塗料の組み合わせ
FF14のゲーム画面でタイラスを見ると、若干くすんだ金色でした。
そこで、今回は2段階で塗装して風合いを調整しました。
前回作成した戦記装備(ヒーラー)のアーマーの金色塗装でパールゴールドが思ったほど発色が良くない(幾度も重ね塗りが必要)ということがわかっていたので、一段階目でくすんだ金色を、2段階目で煌びやかな金色を塗ることにしました。
2段階目の金色(パールゴールド)を吹く量を調整することで、風合いを調整できました。
このやり方が正しいのかどうかわかりませんが、イメージに近い金色が再現できたので個人的には満足です。
タイラス先端部の装飾パーツ完成
完成したものがこちら
側面に空いている穴は翼のようなパーツを差し込むための穴です。
あと前面にレンズのようなものを付ける予定ですが、内部から照らせるようにしようかと思っています。ゲーム内では点灯・消灯の2パターンしか無さそうなので、単純なLED点灯回路とスイッチだけで済みそうです。
今回はここまで。