catalina-cosplayのブログ

コスプレ衣装や小物制作に関するもの

ff14戦記装備コスプレ造形部分の制作

 

タイラスがんばって作ってます。かたりぃなです。

 

3Dプリンタでの出力データを作っていますが、実物が見えないから出来上がりの状況が分かりにくいがゆえにモチベーションだだ下がりです。

そんなわけで現在までに作り終わってる衣装のほうをアップロードしてモチベーションアップを図ろうと思います。ほとんど自己満足の世界。

 

武器はタイラスとして、それに合わせるのはff14の戦記装備(ヒーラー)です。

どっちも煌びやかなので全部揃うとイベント会場でも目立つだろうなと思っています。

まあff14コス自体が(コスプレとしては)マイナーという弱点はありますが。

 

さて、 戦記装備の上から順に紹介。

首回りのアーマー正面図

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首回りのアーマー背面図

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布をかぶせているのは、完成をイメージしやすいのと、塗料の節約のためです。

ガイアノーツのパールゴールドで塗装したのですがパールカラーは私が思っていたよりも発色が悪く、幾度も重ね塗りをしないとこういった煌びやかな金色が出ませんでした。これは下地の影響もあるかもしれません。

なので、塗らなくてもいい部分(=基本的に見えない部分) は塗装しない作戦で行くことにしました。

 

首回りアーマーの素材

ゲーム内で見る限り、かなり重厚な作り(ヒーラーなのに金属鎧っぽい)に見えます。

色々悩んだ結果選んだ素材はこのようなもの。

最初はブライトゴールドで塗装しましたが、金色の輝きが無いので作り直し。パールゴールドだと写真のように輝く金色が表現できました。

基本素材:ライオンボード5mm厚

襟部分の装飾:ライオンボード5mm厚

接着材:G10ボンド

塗装下地:ジェッソ標準粒子タイプ

塗料:ガイアノーツ社パールゴールド(品番132)

塗膜保護:クレオス社トップコート

 

 

肩アーマー

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肩アーマーの素材

こちらもゲーム内ではかなり重厚な作り(金属)に見えます。

色々悩んだ結果選んだ素材はこのようなもの。

特に銀の装飾部分は凸部分が多くイベント会場などで結構気を使うことになりそうです。人にぶつかっても危険が少ないよう、すぐ曲がる3mm厚のライオンボードにしました。

基本素材:ライオンボード5mm厚

フチの銀装飾:ライオンボード3mm厚

フチの金装飾:ライオンボード3mm厚

装飾部分の凹凸:グルーガンでグルースティックを塗り付け

接着材:G10ボンド

塗装下地:ジェッソ標準粒子タイプ

銀塗料:ガイアノーツ社ブライトシルバー(品番009)

金塗料:ガイアノーツ社パールゴールド(品番132)

塗膜保護:クレオス社トップコート

着用方法:内側マジックテープ

 

小手装備

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小手の素材

こちらも(以下略)。金属質ですね。

小手の装飾は3mm厚にしようかと思いましがが、ペラペラになってしまうとイメージと全然違ってくるので5mm厚にしました。

材料に余裕があったので、装飾のアクセサリもついでに作りました

基本素材:ライオンボード5mm厚

装飾の凸部分:ライオンボード3mm厚

装飾の凹部分:はんだごてでライオンボードを彫る

装飾アクセサリ:ライオンボード3mm厚を2枚重ね

接着材:G10ボンド

塗装下地:ジェッソ標準粒子タイプ

金塗料:ガイアノーツ社パールゴールド(品番132)

塗膜保護:クレオス社トップコート

 

 

 

造形パーツのつくりかたの手順

各パーツはだいたい同じ手順で作っているので、一番最初に作った首回りのアーマーだけ詳しく解説します。

もし他のパーツの細かい作り方の手順を知りたいという方がいたらコメントいただければ、時間のあるときに追記します。

大きく分けて次の3つです。

  • 型紙づくりとライオンボードの切り出し・接着(造形)
  • 塗装の下地処理
  • 塗装

 

各作業の詳細です

型紙づくりとライオンボードの切り出し・接着(造形)

あちこちのサイトで造形パーツの作り方はやっているので、細かい手順はそちらを見てもらったほうが良いかと思います。

ちなみに私は短時間で作ることよりもイメージどおりのものを作ることのほうを大事にするタイプなので、各工程ごとに試しにセロハンテープでくっつけて試着して修正…という作業をしていますが、以下の説明では省略しています。。

  1. ケープの型紙を適当なサイトからダウンロードして、紙で基本を作ってイメージに合わせて補正します
  2. 型紙をもとに5mm厚のライオンボードをカットして熱加工して曲げます。
  3. 2で作ったライオンボードを紙にあてて、襟を付ける部分の輪郭を描き起こし、襟の型紙を作ります
  4. 襟パーツを型紙に従って切り出して同様に熱加工します
  5. 3と7で作ったライオンボードをG10ボンドでそれぞれ接着します(曲面がずれていて接着しずらいときは接着面を少し削るなどして対応)
  6. 襟の型紙をもう1枚作り、これを切り出して襟の模様の型紙を作ります。
  7. 6の模様の型紙をもとに5mm厚ライオンボードを切り出します
  8. 5と7で作ったパーツをG10ボンドで接着
塗装の下地処理

これは非常に大事な処理で、私も初めてやったときは失敗しました。

たぶん誰もが一度は通る道だと思うので、塗装する前に端材のライオンボードを使って、どのくらいジェッソを塗ればよいか試したほうが良いです。

ジェッソが勿体ないとケチっていると、数週間かけて作ったものがすべてパー……ということになってしまいます。(経験者談)

というわけで下地処理の手順。

  1. ボンドが乾燥(一日くらいは放置)してから下地材のジェッソ薄めずにライオンボード表面の凹凸が見えなくなるくらい塗ります
  2. 9が乾燥(一日放置)してから、少し水で薄めたジェッソを重ね塗りしていきます。これを3~4回繰り返します。毎日仕事から帰って一度塗るくらいのペースで。
  3. ジェッソに筆のあとが強く残っている個所は紙やすりで削って平らにします(やりすぎるとライオンボードが露出してしまうので注意)
  4. もし3の手順で削りすぎたときはもう下地処理をやりなおしです。
塗装

使い始めてまだ間もないですが、今回はエアブラシで塗装します。エアブラシが無いときや塗料切れのときはスプレーで。

また今回は塗料と時間の節約のためにエアブラシの無茶な使い方をしています(撹拌の方法とか)。細かく塗り分ける必要があるジオラマやプラモの世界の人からは怒られるかもしれません。あくまで私なりのやり方ということで。

では塗装の手順。

  1. ガイアカラーの塗料のふたを開けて、かくはん(混ぜるということ)します。撹拌棒がなければ割りばしで。特にパールカラー、メタリックカラー塗料は瓶の底に粒子が溜まっていることが多いのでしっかりと。
  2. エアブラシのカップに塗料を注ぎ入れ、そのうえからガイアカラー薄め液を注ぎ入れます(本来は塗料皿でやることらしいです)
  3. エアブラシを洗浄するときのようにうがいをして塗料を撹拌します
  4. 適当な素材に試しに吹いてみて、塗料の濃度を調節します
  5. うまくいく濃度であればいざ塗装
  6. パールカラーで重ね塗り(ガンプラの本によるとキャンディ塗装というらしい)するときは、一度乾燥させてから。
  7. 塗り終わったらエアブラシの洗浄を忘れずに

 

 

ここまで作ってみての感想・まとめ

今までラリッサ張りで造形物作っていましたが、エアブラシ塗装と比べてメリット・デメリットがあると思います。

  • 凹凸の模様は塗装仕上げのほうがそのまま残る。対してラリッサや合皮張りではなめらかになる。
  • 塗装ではボンドのはみだし跡なども残ってしまうのが難点。ジェッソなどの下地材でしっかり埋めましょう。
  • 塗膜保護にトップコート使ってみたけど、ライオンボード曲げると塗膜がひび割れてしまいました。グロスメディウムかジェルメディウムにすれば耐えられたのかも?
  • コスプレ衣装の塗装用としてのエアブラシはダブルアクションではちょっとオーバースペック気味。塗る範囲が広いしグラデーションかけるわけでもないので、ダブルアクションだと手が非常に疲れる。
  • エアブラシの試し吹きは絶対にやっておいたほうが良いです。特にパールゴールドを濃い状態のまま吹き付けると、砂を吹いたような状態になってしまうので注意。

参考にさせていただいたサイトなど

造形の基本的な手法はこちらのサイトを参考にさせて頂きました。

www.gyakuyoga.com

 

エアブラシはこちらの店舗の店員さんに相談してコンプレッサー含めて一式購入しました。

一人で考えるよりもその道のプロに話したほうが分からないこと聞けるのが良いですね。

模型ファクトリー

 

模型ファクトリーの店員さんにお勧めされて一緒に購入したガンプラの本も役に立っています。エアブラシの使い方のほかにもプラ板のヒートプレス加工とか。(でもプラモにはさっぱり興味ないのです。ゴメンナサイ。)

www.amazon.co.jp

 

ジェッソはこちらのお店で購入しました。美術をやってる人の間では有名な世界堂

http://webshop.sekaido.co.jp/

 

長くなりましたが今日はこのくらいで。