catalina-cosplayのブログ

コスプレ衣装や小物制作に関するもの

コスプレ ff14戦記装備(デイスターローブ) 前掛けの装飾の制作

戦記(ヒーラー)装備つくってます。かたりぃなです。

今日は前かけ(ふんどし?)部分の装飾を作ってみました。

完成図

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この前かけは後ろからは見えない(ローブのスカートがある)ので、表面だけ布張りをしています。裏面はライオンボードむき出し。

 

材料

本体表の白色:デイスターローブにも使っている生地
本体裏:ライオンボード3mm厚
本体表の金色:合皮(金色)
中央赤色の装飾:塩ビ板(赤)1mm厚
接着材:グルーガン、瞬間接着剤

 

基本の作り方

  1. 型紙にそってライオンボードと白色の布を切り出す
  2. ライオンボードと布をグルーガンで接着
  3. 合皮(金)を5cm幅の帯状に切り出す
  4. 3の帯状の合皮を白色の布のフチに接着材で固定(表面同士くっつける)
  5. 帯状の合皮を折り返して裏面のライオンボードに接着材で固定
  6. 白色の布を装飾の型紙より少し大きめに切り出す
  7. 6で作ったものを型紙と同じ大きさになるよう切り端を折り返してグルーガンで固定
  8. 7で作った模様を本体の表面にグルーガンで接着
  9. クリスタルパーツを作って瞬間接着剤で固定

基本的な装飾パーツの作り方ですね。

今回はクリスタル部分の制作がうまくいったので、詳しく解説します。

 

クリスタルパーツの作り方

今回の戦記(ヒーラー)のデイスターローブには赤色のクリスタルが多く使われているので、この部分は塩ビ板のヒートプレス加工で作ることにしました。

最初はレジンに挑戦しようかとも思ったのですが、ローブの裾のクリスタルだけでも26個もあって、全部レジンでやると金銭的にも物理的にも重すぎるので…。

ヒートプレス用の型作りも手抜きでやっていますが、レジンに比べて安く早くできるというメリットがあります。

 

ヒートプレスとは?

これはガンプラの本を読んで知った手法です。

あらかじめ作っておいた型に、熱して柔らかくなったプラ板を押し当てて形状を複製する。という手法です。

動画サイトなどを見ると手順が詳しく説明されているので参考になるかと思います。

 

ヒートプレス用の型づくり

私は美術が苦手だったので粘土などで型を作るのはまず無理です。

そんな私でも少し工夫して型をつくることができました。

まず工作用紙をカットして、目的の形になるようにセロハンテープでくっつけて組み立てます。

紙なのでトライ&エラーが簡単にできます。

目的の形になるよう何度もカットと接着して、納得できる形になったら改めて工作用紙から型を切り出します。

 

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ヒートプレスでは底の面がどうしても丸くなってしまいがちなので、型は若干大き目に作っておくと綺麗な形に仕上がりやすいです。
(底面付近の丸くなってしまった個所は加工した後で切り捨てる)

さて、このままヒートプレスしてしまうと圧力でつぶれてしまうので、内側をグルーガンでカチカチに固めます。空洞が残らないようにグルーガンを塗る順序に気を付けましょう。

 

ヒートプレス加工

このあたりの手法はすでにあちこちのサイトで紹介されているので説明は省略します。

ただ慣れるまではどうしても失敗が付きものです。何度か練習してコツをつかむまでは綺麗に形が出ませんでした。

 

ヒートプレスの後処理

加工後のプラ板をホットカッターでカットします。

カッターやハサミでもいいのですが、ホットカッターのほうが力を入れなくてもスっと切れるので失敗しにくいです。

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型自体を大き目にしてあったので、目的の形になるまで少しづつ切り詰めていって完成です。

 

ヒートプレスでのコスプレ衣装制作まとめ

今回はガンプラの資料を参考にヒートプレスで作った装飾品制作手法の特徴を整理します。

安価で短時間でできる

プラ板一枚は数百円です。また型に使った工作用紙や型の補強に使ったグルースティックも百均で揃えました。

型を作るのに1時間程度。この型からパーツを3つ加工して切り出すまで2~3時間でした。

レジンだともっと手間暇かかりそうです。(私がまだ慣れていないというのもありますが)

 

型の寿命が短い

グルースティックで作っている特性上、どうしても熱で溶けてきてしまいます。

特にヒートプレスするときに熱いプラ板を押し当てて圧力をかけることで歪んでしまいます。

今回の型では7~8個作るとダメになってしまいました。

一個作るごとに形を修正するのもテですが、型の作りなおしができるように型紙をコピーしておくとよさそうです。

 

プラ板の色が変色する

熱加工する特性上、プラ板がどうしても変質します。これにより、店頭購入した時よりも色が全体的に黒っぽくなってしまいます。

色にこだわるのであれば無色のプラ板を加工してから塗装したほうがよさそうです。

 

さて、目的のものが完成したので今日はこのあたりで。